原因自分論について考える

原因自分論ってご存知でしょうか?
全ての事柄は全て自分が原因って文字通りなんですが、
この考え方は、「自分がダメだからこんなことになった」「自分が能力がないからなんだ」
と言った自分を否定するものではありません。
根本の考え方は「自分の人生は自分で選び取れる」と言うことです。
具体的にどう言うことか考えていきましょう。

1、今の人間関係ってどうして?
お付き合いのある周りの人たち、仲の良い方もそうでない方もいるかと思います。
仲のいい人はいいけれど、なんだかややこしいことを言ってきたり、いいように使われたり、納得いかない関係の人もいるのではないでしょうか。
そういう人って「どうして私の周りにいるの?」と考えたことはありませんか。
それは実は自分が選んでその人たちが周りにいるんです。
「あんなややこしい人、私は必要としていないのに!あっちから勝手に寄って来たんだ」そう思うかもしれません。
実際そういう人もいるでしょう。
ですが、お付き合いしていくかどうかは、自分で決めているのです。
相手を変えることはできません。自分しか変えることはできないのですから、相手にしているのは自分なのです。
付き合いたくない人がいるなら、ぜひ自分で「選んで」その人から離れましょう。
「離れてもあっちから寄ってくるのに」そう思う場合もありますが。
そんな時は自分が嫌われることを怖がっていませんか。全ての人に好かれる人なんていません。お付き合いするのがややこしい人から嫌われるなんてなんの問題もありません。ぜひこの機会にややこしい人から遠ざかる努力をしてみましょう。

2、どうしてこんなにトラブルが起こるの?
自分の周りにはトラブルが多い。よく知人になった人とケンカをしてしまう。
こういった場合は、相手に自分の思いや正義を押し付けていませんか?
価値観が全く同じ人はほぼ存在していません。人の数だけ価値観があり、正義があります。
言い争いや、ケンカにおいて「どちらかが絶対的に正しい」ということはあまりありません。
価値観の違い、正義の違いを認め合えば、自ずと争いは減ります。
自分自身の価値観、正義が絶対ではないと知ることは大切です。

3、どうして私は辛いことばかりしているの?
辛い仕事や、やりたくないことばかりをしている。そう感じる時もやはり自分が選んでいます。
「そんなことはない、やらさせれているんだ」と思う場合は、一度考えてみてください。
仕事がたくさんあっていっぱいいっぱいになっているのに、「もうできません」と言えずに引き受けたことはありませんか?
お世話になっている上司なので、断れずに自分の手に余る仕事を引き受けてしまったことはありませんか?
もちろんチャンスの場合もあるし、挑戦することは大切だ!というマインドでしているなら、それは向上に繋がることですが、
自分の心身が疲れ切っている時にマイナスな感情で引き受けていてはただの「自分いじめ」です。
疲れている自分を振り返る勇気、相手に嫌われるかもしれない、と思っても断る勇気が必要な時もあります。

考え方の根本は「全て自分で決めている」ということ。
自分自身の価値観が定まっていなくて、周りの意見や考えが揺らいでしまうことは多々あります。
ですが、「自分の人生は自分が決めている」と考えると頑張ればよくして行けそうな気がしませんか。