やめることがないか考えてみる

私自身も今までに書いたことを実践していく中で気づいたことは、
一つ一つの物事を大切にすることが、自分自身を大切にすることにつながっていくのではないかということです。
そしてそのことが、スローライフの考え方の一つなのだということです。
そこで、普段の生活で何かを粗末に扱ってはいないか?と考え
必要ではないのにしていることはないかを考えて「やめて」みてはどうかと思い至りました。

1.「ながら」をやめる
一つのことに集中するということは意外にできていません。

例えば、ご飯を食べる時にスマホやテレビを見ずにゆっくり味わって食べることはありますか?
ご飯は、野菜やお肉、魚などの材料があって、
必ずどなたかが作っている。
農家の方が野菜を作り、漁師さんが魚を取り、酪農家が牛や豚や鶏を育てている。
そして、お店の方、工場の方、家族など、誰かは人それぞれですが、もし目の間にご飯を作ってくれる人がいて『美味しいですか?」と聞かれたら、スマホを見ながらご飯を食べられるでしょうか?
家族の方の場合それが日常になっているので問題ないと思う方もいるかもしれません。
 それでも、作った方の前では失礼かなと感じる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、ながらでご飯を食べていると味に鈍感になって何食べていたのかわからないこともあるのではないでしょうか?一つ一つの命をいただいていることを噛みしめながらいただくとご飯の味わい方が変わってくるのではないでしょうか。

2.「なんとなく」をやめる
なんとなくの買い物、なんとなく食べる、なんとなくテレビをつけるなどなど
本当に必要なのかわからないことをしていませんか?
豊かな日本では必要以上にモノやコトが溢れています。

足りないわけではないけれども流行りのものが欲しくなる、お腹が空かなくてもお昼はやってくる。
消費をする上でよく考えて行動を起こさなければ、自分の中にたくさんのものが溜まっていってしまいます。
食べすぎると肥満になりますし、モノが増えれば部屋が溢れていきます。
テレビはつけっぱなしのしているといつの間にか時間がなくなっています。

3.「こだわり」をやめる
「こだわり」は必要かを考えてみましょう。
「こうでなければならない」ということは本当にそうでしょうか?
自分がそこに執着を持っているだけで、柔軟に考え対応すればそうでなくても問題ない事柄は多くなります。
こだわりを持つことは自分自身を縛っているようなものです。
自分と向き合った時にこだわっている部分に気づいたら、考えを緩めてみると自分の本当の考えややりたかったことが見えてくることもあります。

これらのことに通じるのは丁寧に向き合うということ。
難しい部分ではなくできることから始めるのが続けていく秘訣ですね。